30代で転職を成功させるには？

「30代では転職は難しい」や「30歳以上で未経験業種への転職はできるのか？」など
30代になると色々と考えてしまい実際に行動を移すことができない人も多いのでは無いでしょうか？

この記事では30代でも転職を成功させるためのポイントやコツをお伝えしていこうと思います。

• 30代の転職はもう遅い？
• 30代で転職するメリットとデメリット
• 30代で内定を貰う方法

30代の転職はもう遅い？

30歳以上の転職活動は、20代に比べて「不利だ」「もう厳しい」などと世間では言われることも多いですが、実際には厳しくないというのが数字として結果が出ています。大手転職サイトdodaが行った調査では、2020年の転職を成功させた人の平均年齢は32歳という結果が出ています。

この結果から考えると転職する人の平均年齢は上昇の傾向が見られ、30代前半の転職は昨今では普通のことです。ある程度の実績、経験があり長く活躍することができる年齢でもあることから、転職に最適の年齢なのではと考えられます。年齢で臆する必要はなく、積極的に転職活動を行っていきましょう。

30代の転職はなぜ難しいと言われるのか

30歳代になると、20代とは異なりポテンシャル採用（将来性を見た採用）の数が減るため、求人数が極端に減つ傾向にあります。また20代で培った実績、経験を元に、即戦力の働きを求められるので、採用基準が厳しくなるのです。

また30代女性の転職はさらに不利になると言われています。
女性の場合は結婚を機に出産や育児によって働き方に影響が出るのでは？と、勤務時間などの影響を懸念し、敬遠しがちになります。ただし、年齢、既婚だからというだけで落ちることはなく、働き方や働く期間に影響がなければ合否には関係ないことは頭に入れておいてください。

30代で転職するメリットとデメリット

30代で転職する際にはしっかりと理解しておきたいのがメリットとデメリットです。
それらを理解した上で自分の中でプラスになると判断したなら転職活動をする価値は大いにあるかと思います。

以下に30代で転職するメリットデメリットをまとめました。

メリット

30代で転職することのメリットは、これまでの経験や実績、スキルといった面をすぐに活かすことができるという点です。「即戦力」として活躍できる実力があれば、今よりも良い条件の転職ができます。

自身が培ってきたキャリアとマッチした業種、企業に転職をすることで、転職後でもすぐに重要なポジションを任されることが期待できます。

特に、マネジメントなどの管理職としての経験があると有利です。スキルや経験に自信があるなら、更なるキャリアアップの為に転職を考えるのはとてもいいことです。

デメリット

30代で転職することのデメリットはまず、収入が減る可能性があることでしょう。長い目で見た時に結果、年収が上がったとしても、働きはじめは一時的に収入が減る可能性があることは考慮しておきましょう。

また、未経験業種への転職はこれまでの実績や経験が無いため、収入が落ちる可能性は高いといえます。経験のない業種、職種に挑戦をするなら、ある程度の妥協も必要だということはよく理解しておきましょう。

30代で内定を貰う方法

キャリアの棚卸しをしよう！

30代の方は20代を通して実績や経験を積んできているので、キャリアの棚卸しを行うことで自身の強みなどを明確化することができます。企業側から見て30代の方は即戦力となることを期待されるので、志望する企業のニーズにピッタリとマッチした強みを伝える必要があります。

業種や業界にはこだわりすぎないようにしよう！

30代を迎えると、20代に比べポテンシャル採用（将来性を見た採用）が減ります。ですが、現在と同じ業種への転職にはこだわりすぎない方がいいでしょう。企業側からすると自社にない実績、経験やスキルを希望する企業も多く、20代に培った実績、経験を活かしすことでポテンシャル採用できない分をカバーすることができます。

業界、職種を絞りすぎてしまうと、活躍できたであろう優良企業の求人が選択肢から外れることになります。求人検索は自分い条件に合わせた上でなるべく広い範囲で行うといいでしょう。

転職の動機は「応募する企業の魅力」を中心に書こう！

履歴書や職務経歴書を書く時は、志望動機の内容がとても重要です。企業側が30代の転職者に求めることは即戦力の人材であることが多く、経験を積みたいや学びたいといった内容では良い印象を与えることができません。

転職動機には、応募する企業の魅力と、自分でだからこそできる業務など貢献性のある内容を書くことです。学びたいなどの向上心を伝えるのであれば、企業に貢献しながら新たに学びを得て、成長したいという内容にするべきでしょう。

口コミや人脈を駆使しよう！

20代で築いてきたこれまでの人脈を使う転職活動もオススメです。マイナビが行った調査では、リファラル採用（その企業の社員から紹介を受ける）の紹介は30代の男性が最も多く、40%以上の結果が出ています。

また転職活動に必須といえる企業についての情報収集には「Openwork」といった口コミサイトがとても便利です。実際にその会社に勤務をしていたことがある元従業員などから、「どんな人が活躍することができるのか」をリサーチできるため、転職に有利となる材料を収集できます。

転職エージェントなどの転職サービスを使おう１

転職に成功した人や内定をもらった人の70％以上が、１つではなく複数の転職エージェントや転職サイトを利用していることがわかっています。最低でも3社以上は転職エージェントなどのサービスに登録を行い、自分に合っている担当の支援、サービスを受けましょう。

30代で転職を成功させるには、転職活動には必須と言える転職エージェントを利用するべきでしょう。転職サイトのみでは、キャリアとマッチした求人が見つからないため、有意義な転職活動ができません。

転職エージェントでは、非公開求人などから希望条件に合った企業を探してくれるので、在職中だとしても転職活動のほとんどをサポートしてくれるため、使った方がいいのは明確でしょう。

まとめ

30代での転職は「難しい」とよく言われていますが、実際はそんなことなく即戦力として欲しいと思っている企業は多くあります。
ですが、転職サイトでは求人が少なかったりするので転職エージェントに登録して直接、非公開求人などを紹介してもらうといいでしょう。

自分のキャリアとマッチした転職をできるよう、30代での転職は30代よりもさらに慎重に行っていくことをオススメします。